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市長コラム 大クスの下から 第47回

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静岡県磐田市

■戦後80年の節目
市長 草地博昭

先の大戦から80年の歳月が流れ、私も含め戦後生まれが多くなる中、戦争体験者の方々の声を聞ける機会の大切さを感じています。
私がこの文章を書いているのは6月ですが、国際社会では「正義」の価値観の相違により、争いは絶えず、東欧や中東の情勢は落ち着かず、人々の平和な日常が壊され尊い命が失われています。歴史を振り返ると、土地や食料などの資源確保を求めた対立、宗教や民族の対立などで、私たちの祖先は幾度となく争いをしてきました。
戦後80年の今、改めて戦争の愚かさと悲惨さを見つめ、平和の尊さを噛みしめ、国際社会の一員として平和な世界をどうしたら築くことができるか、市民の皆さまとともに平和を守るために考え行動する1年にしたいと思います。
本市においても、平和を願うさまざまな取り組みを行います。8月6日の「広島平和記念式典」への小中学生の参加、8月15日の「平和祈念式」ほか、今年は8月20日に市民有志による緑十字機に関するイベント、そして12月には当時の磐田での出来事を知っていただき、改めて平和の尊さについて考える平和祈念事業を予定しています。
ぜひ、平和を願う取り組みへご参加いただくとともに、戦争体験者からの貴重な真実の話を語り継いでいきましょう。

       

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