■幼児教育・保育ってなあに?
市は、将来を担う子どもたちが健やかに成長することを願い、幼児教育・保育の一体的な質の向上を図っています。ここでは、市が取り組む幼児教育・保育についてご紹介します。
◆幼児教育・保育とは
子どもたちは遊びを通して感じたり、気付いたり、不思議に思ったことを調べたりして、さまざまなことを学んでいます。市内の幼稚園・保育園・認定こども園では、子どもたち一人一人の個性を大切にしながら「わくわく楽しく遊べる」環境づくりに努めています。
友達同士で考えを出し合う場をつくり、考える力や判断する力を育てる「人的環境」や、おもちゃや絵本を手の届くところに配置したり、いつでもお絵描きや工作ができるスペースを設けたりする「物的環境」を整えています。
こうした環境づくりを通して、3つの資質・能力を育んでいきます。
◇幼児教育・保育において育みたい資質・能力
・知識および技能の基礎
・思考力・判断力・表現力などの基礎
・学びに向かう力・人間性など
◆磐田市幼児教育・保育推進計画
令和4年に策定した「磐田市幼児教育・保育推進計画」は、幼稚園・保育園・認定こども園が共通の目標を持つとともに公私立園が連携することで、幼児教育・保育の一体的な質の向上を図ることを目的として策定されました。計画では、本市の基本方針や重点施策を明らかにしています。
◎磐田市幼児教育・保育推進計画
※二次元コードは本紙P.4をご覧ください。
◆幼児教育・保育の環境整備
◇施設の再編・再築
豊田北部幼稚園と豊田北保育園は、令和8年度から統合・民営化され、認定こども園として開園する予定です。また、磐田北幼稚園や磐田南幼稚園は認定こども園へ移行します。その他公立園の再編についても検討を進めるなど、幼児教育・保育を持続可能なものとしていくため、今後も環境整備に努めていきます。
◇幼児教育保育課の設置
将来の成長に大きな影響を与える幼児期の教育・保育の質の向上と多様な保育ニーズへのしなやかな対応を目指し、令和7年度から「幼稚園保育園課」は「幼児教育保育課」に変わりました。
◆幼児教育・保育から小学校教育へ
幼児教育で育まれた資質・能力を小学校以降の教育でさらに伸ばしていくために、学びの連続性に配慮しながら幼児教育と小学校教育をつなげるカリキュラムを工夫しています。
◇5歳児を対象にしたアプローチカリキュラム
幼児期にふさわしい生活を通して、この時期ならではの資質や能力を育み、小学校の生活や学びにつながるように工夫されたカリキュラムです。小学校への適応を目的にして知識や技能を一方的に詰め込むことではありません。
◇小学1年生を対象としたスタートカリキュラム
園で育んだ力を生かしながら、児童が安心して自己を発揮できるよう、生活科を中心に他教科などを組み合わせた授業や、柔軟な時間割を設定したカリキュラムです。子どもたちが安心して学校生活を送れるように工夫しています。
問合せ:幼児教育保育課(iプラザ3階)
【電話】0538-37-4858
【FAX】0538-37-4631