■俳優 清水一光(しみずいっこう)さん
2000年生まれ。磐田市出身。高校3年生の時に上京。2023年1月の舞台「ダッドシューズ」で俳優デビューを果たす。今年は「ダッドシューズ2025」の東京・大阪公演、映画「ハオト」の公開を控えるなど、今後の活躍が期待されている。
◇俳優を目指したきっかけ
小学生の時に観た「ALWAYS三丁目の夕日」の世界観や俳優たちの演技が好きになり「俳優になりたい!」と思ったのがきっかけです。俳優になるために磐田でできることを探していた時に「佐藤典子バレエ教室」に出会いました。発表会で舞台から客席を見た時の全身の細胞がうずく感覚が忘れられず「舞台をずっとやっていこう!」と思いました。
◇磐田から東京へ
高校3年生になるタイミングで、舞台に接する機会が多い東京へ思い切って引っ越しました。両親には事後報告だったので驚かれましたが(笑)、背中を押してくれました。今は東京に住んでいますが、磐田は「帰る」場所、東京は「行く」場所という感覚です。磐田を心のふるさととして、東京で頑張っています。いつか磐田市民文化会館「かたりあ」で凱旋公演ができたら嬉しいですね。
◇俳優のやりがい
舞台でスポットライトや観客からの声援を浴びている時の「自分が作品の一部になる感覚」ですね。さまざまな役を演じることがありますが、役作りでは、自分がその時代、その場所にいたらどんな行動をするかを考えています。大変だなと思うことはあまりなく、むしろ「やってやるぜ!」と思う方が多いです。
◇印象に残っている仕事
2024年に出演した劇団☆新感線の「バサラオ」という舞台です。稽古から公演終了まで半年という長期間の俳優生活はその時が初めてでした。半年間自分と一緒に歩んできた役との別れは寂しかったですね。少しの間ロスになりました。その一方で、一流の俳優やスタッフの皆さんとほぼ毎日過ごすことで、刺激や気づきをたくさん得ることができました。
◇今後の目標
人間の生き様を演じたいので、30歳までに大河ドラマに出演、40歳で主演を務めることが目標です。昨年はさまざまな舞台に出演し、一流の俳優との「壁」を痛感しました。直感ですが、今年がその壁を乗り越えるチャンスの1年になると思うので、まずは3月に控えている舞台に向けて日々の稽古に全力で取り組みたいです。
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