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市長コラム 大クスの下から 第52回

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静岡県磐田市

■市制施行20周年を迎えて
市長 草地博昭

11月16日(日)に市制施行20周年記念式典を開催しました。式典では、市制施行10周年時に策定した「磐田市こども憲章・未来へつなぐみんなの心得」を、小学生から大学生までの20人が検討を重ね改定し、新たな思いを込めて「4つの心得と9つの約束」を披露しました。
また、磐田市歌「ふるさといわた」の作曲者である山下康介さん指揮のもと会場全体で合唱し、これまでの歩みを振り返りながら未来への希望を共有する時間となりました。皆さんにとってこの20年はどのような年月だったでしょうか。
私には忘れられない言葉があります。
「私たちは合併前の最後の町立中学校の卒業生として卒業しました。そのことに誇りを持っています」
これは6年前、本市で開催された「30歳の大同窓会」を企画した若者からいただいた言葉です。町長が卒業式で「あなたたちが町立中学の最後の卒業生です」とお話しされたことを、今も鮮明に覚えておられました。そんな若者たちも30代半ばになり、「ふるさといわた」を支える主力になっています。
合併には諸先輩方の「5市町村が調和し、より豊かな未来を築こう」という強い思いがありました。20年を経た今、磐田市は一つのまちとして成熟し、それぞれの地域が誇りを持ちながら市民同士がお互いに支え合う環境が整ってきたと感じています。市民満足度調査においても満足度が10年前より10ポイント以上向上しています。
新たな価値や仕組みを共に創っていく「共創」を掲げる本市は、これからも市民が主役です。次の10年、そして未来に向け、「安心できるまち、魅力ある磐田」を、みんなで育てていきましょう。

       

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