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市長コラム 大クスの下から 第41回

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静岡県磐田市

■まちづくりと対話〜自治会〜
市長 草地博昭

対話によるまちづくり、人づくりの一環として、自治会連合会主催で「市長と市政について語る会」が開催されています。主には自治会長や地区の役員が参加され、一部の地域では研修会としても活用されています。市内には300の「自治会」があり、世帯の自治会加入率は81.3%です。静岡県全体の78.6%、全国の71.7%と比べると、地域の繋がりは本市の強みと言えます。そもそも「自治」とは、自分たちの暮らす地域社会は、自分たちで運営していくという考え方によるものです。自治会の活動は、防災訓練や清掃活動、地域行事の運営などが一般的で、災害時の共助による支え合いや、高齢者の居場所作りの役割も担っています。
ただ一方では、自治会活動が大変という方々もいらっしゃいます。前述の「語る会」では、市に届くさまざまな声や事例を紹介しています。例えば「ゴミ出しの時間指定が大変」という声には、市で貸与しているダイアル式の鍵を使うことで、時間指定を無くして働く世代に配慮している自治会、「回覧板の配布が大変」という声には、デジタルを活用して回数を減らしている自治会の好事例を紹介しています。また、最近では「子育て世代は、子どもたちを見守ってくれたり、自分たちに寄り添ってくれる自治会を引越し先の候補にしている」という話も聞きます。
各自治会にもさまざまな声が寄せられていると思いますが、自治会役員の皆さんの活動に心から感謝するとともに、全ての世代に優しく、活動しやすい自治会となるよう、市も伴走支援を続けていきたいと思っています。

       

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