【みんなで減らそう!浸水被害】
令和4年台風第15号による多くの浸水被害を受けた太田川流域の「仿僧川・今ノ浦川」、「敷地川」、天竜川流域の「一雲済川」を対象に、静岡県や袋井市と連携し「水災害対策プラン」を策定しました。
このうち磐田市が取り組む施策を「いわた流域治水共創プロジェクト」と名付け、流域のあらゆる関係者と一緒に水災害の軽減に取り組みます。
いわた流域治水共創プロジェクトでは
(1)氾濫をできるだけ防ぐ、減らす対策
(2)被害対象を減少させるための対策
(3)被害の軽減、早期復旧・復興のための対策
の3点について、施設の整備などによる「ハード対策」、ハザードマップなどの作成による「ソフト対策」の両方から推し進めていきます。
プロジェクトでは、流域治水の考え方に基づくさまざまな施策を、約10年間を想定した「短期」、特に期限を定めない「長期」に位置付け、計画の見直しや掘り起こしを定期的に行い、より効果的かつ実効性のある計画としていきます。
■水災害対策プランに盛り込んだ主な施策
《県》県が実施
《市》市が実施
(1)ハード対策
・河川改修(河道拡幅など、側壁かさ上げ)《県》《市》
・雨水排水ポンプ場、たん水防除排水機場の設備更新、増設など《市》
・樋門、水門等の整備(逆流防止)《市》
・森林整備、治山事業による土砂、立木流出抑制《県》《市》
・土砂堆積、植生繁茂による流下阻害などの防止《県》《市》
・雨水貯留浸透施設(調整池、遊水地)の整備《県》《市》
・水田貯留(田んぼダム)の推進《市》
(2)ソフト対策
・地域防災力の強化(水防・避難訓練、出前講座)《市》
・浸水センサの設置《市》
・SNSを活用した情報収集、提供《市》
・浸水から逃げるための高台避難場所の確保《市》
・道路冠水対応《市》
・ハザードマップの作成、利活用《市》
■水害対策プランの今後の進め方
プランに位置付けた取り組みを実施するとともに、効果の検証、必要に応じてプランの見直しを行い、関係機関と連携して、目標の達成に取り組んでいきます。
近年の激甚(げきじん)、頻発する豪雨や気候変動による降雨量の増加に対しては、河川管理者による河川改修などのハード対策だけでは対応が困難となってきます。
土のうや水のうの準備、ハザードマップで自宅の浸水などのリスクを確認するなど、個人でできる浸水対策にご協力をお願いします。
問合せ:道路河川課(西庁舎2階)
【電話】0538-37-4993
【FAX】0538-32-3948
ページ番号:1001897