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遠江国分寺跡の再整備を行っています

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静岡県磐田市

【より良い史跡公園を目指すために】
■遠江国分寺とは
天平13年(741)、聖武天皇は仏教の力で当時の社会不安を取り除こうと、全国に国分寺を建てるように命令しました。そのひとつが遠江国分寺であり、当時国府(現在の県庁にあたる役所)があった磐田の地に国分尼寺と併せて建てられました。

■発掘調査と特別史跡指定
遠江国分寺跡は昭和26年(1951)に実施された発掘調査によって、全国の国分寺でも初めて金堂や塔、講堂などの主要建造物の配置が明らかになりました。このことが評価され、翌年には国の特別史跡に指定されました。

■史跡の再整備事業
特別史跡に指定された遠江国分寺跡では、昭和40年代に史跡整備が行われましたが、経年により各施設の老朽化が進んできました。
そこで市は、より良い史跡公園を目指すため、遠江国分寺跡の再整備事業を現在進めています。

■整備工事
遠江国分寺跡では、令和3年度より再整備工事を進めています。現在、金堂のほか、講堂と僧房の基壇(きだん)(建物の土台部分)の復元整備が完了しました。この基壇は側面が木材で覆われており、全国的にも珍しい事例です。
令和6年度は、塔跡の基壇整備工事を進めていきます。奈良時代から残る心礎(塔の中心柱を支える石)も現地で見学できるよう整備する計画です。

問合せ:文化財課(埋蔵文化財センター)
【電話】0538-32-9699
【FAX】0538-32-9764
ページ番号:1002035

       

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