【救急業務の円滑化、迅速化に向けて】
市では、令和5年度の救急件数が7277件と過去最多を更新し、救急現場での正確な情報収集が課題となっています。特に高齢者の場合、病院受診歴が多く、情報収集に時間を要すなど、搬送遅延に繋がるケースが増えているのが現状です。
そのため、国の事業であるマイナンバーカードを健康保険証として利用する仕組み「マイナ保険証」を活用した救急業務の実証事業を8月23日(金)からおよそ2カ月間行います。救急現場において、マイナ保険証から通院履歴や服薬情報を把握することで、救急業務の円滑化、迅速化につなげることが目的です。
マイナ保険証の利用は傷病者本人の同意を基本としており、救急隊がマイナ保険証を活用して情報収集を行います。
なお、この実証事業は全国67消防本部、静岡県内では当消防本部のほか静岡市消防局、浜松市消防局で行われます。
■期待される効果
病院受診歴が多く、正確な情報収集が困難になるケースが増えているため、マイナ保険証を活用することにより通院履歴や服薬情報などを迅速に把握でき、現場滞在時間の短縮、早期医療介入が期待できます。
■健康保険証としての利用登録をお願いします
市内のマイナンバーカード普及率は75.5%となっています。このうち、マイナンバーカードと健康保険証の紐づけをしている方は約半数と推定されています。
現行の健康保険証は、令和6年12月から新規発行を停止し、マイナ保険証へ移行します。このため、万が一の時のためにマイナンバーカードと健康保険証の紐づけ登録をお願いします。
■実証事業の概要
期間:8月23日(金)〜およそ2カ月間
実証救急隊:市消防本部の全救急隊
■マイナ保険証を活用するメリット
・傷病者本人の情報を正確に伝えられる
・病院の選定や搬送中の応急処置を適切に行える
■必要な準備
マイナ保険証の登録が必要です
◎本実証事業にご協力いただくためマイナンバーカードの携帯をお願いします
■市消防本部は今年で65周年を迎えました
市消防本部は1959年5月に発足し、今年で65周年を迎えました。
これからも地域の皆さまと共に、より安全で安心な暮らしを実現するために尽力してまいります。
今後とも、消防へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
問合せ:警防課 救急企画室(消防署2階)
【電話】0538-36-9919
【FAX】0538-36-0951
ページ番号:1013866