【若い世代に安心できる施設を残す】
■公共施設の老朽化が進んでいます
市では昭和40年代から50年代にかけて多くの公共施設を整備しており、現在において市が保有する公共施設などは、768施設、建物の延べ床面積は57万6340平方メートルであり、このうち、整備後30年以上経過した建物は、63.8%にも上ります。
これらの施設が一斉に更新時期を迎えようとするとともに、人口減少や少子高齢化に伴い税収が減少する厳しい財政状況において、今ある施設のすべてを同じ規模で建て替えることは不可能であると考えています。
令和4年3月に改訂した「公共施設等総合管理計画」では、これからの公共施設マネジメントを推進する上で必要な財源を確保できる仕組みづくり、保有施設数の縮減、長寿命化などの3つの見直し方針を定めています。
■基本目標達成のための3つの見直し方針
◇I 「財産管理」の見直し
無駄を省き、運営費などの最適化を図り、効率的・効果的な施設などの管理に努めます。
(1)情報一元管理と全庁的な取組体制の構築
(2)財源の確保
◇II 「質」の見直し
施設などをできる限り長持ちさせるとともに、機能、サービスなどの「質」を向上させる取り組みを進めます。
(1)公共施設などの長寿命化
(2)民間活力を活用した公共施設の質の改革
(3)ユニバーサルデザイン化の推進
(4)脱炭素化の取組
◇III 「量」の見直し
施設数やスペース(延床面積など)を見直し、人口や財源の規模に見合った最適な施設量への調整を進めます。
(1)新規施設設置における総合判断の実施
(2)総量圧縮と規模最適化(重複・余剰施設・機能の整理、合理化、複合化)
■これからの公共施設などの管理について
持続可能な財政運営を行うため、施設の削減や延べ面積を縮減するとともに、長寿命化計画などに沿って進めていくことを基本とします。
◇公共建築物の更新費用
令和37年度までに約2,489億円
年間約62億円の更新費用
→長寿命化対策などにより年間約9.8億円の削減見込み
◇インフラ資産の更新費用
令和37年度までに約2,923億円
年間約73億円の更新費用
→長寿命化対策などにより年間約39.6億円の削減見込み
■磐田市役所も長寿命化
建設から50年が経ち、外壁や給排水管が老朽化した市役所本庁舎も改修を繰り返し、長く安心して使っていただける施設にしています。
・屋上防水
・耐震補強
・外壁再塗装
・給排水配管
■トイレも生まれ変わりました
本庁舎のトイレも新しく生まれ変わりましたので、ぜひご利用ください。
問合せ:資産経営課(本庁舎4階)
【電話】0538-37-4804
【FAX】0538-37-4876
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