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市長コラム 大クスの下から 第35回

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静岡県磐田市

■「こども若者家庭センターと不登校支援」
市長 草地博昭

この4月から、本市は「安心できるまち、人が集まる磐田市」に向けて組織体制を見直し、すべての子どもや若者、妊娠中の方や子育て世帯の方などへ包括的な支援を行う「こども若者家庭センター」を新設しました。
これまでも「こども・若者相談センター」において、子どもたちへの虐待の防止や不登校への支援に取り組むとともに、若者やそのご家族、女性の方などからの相談に対応してきました。
私は議員時代から、義務教育終了後の不登校支援の在り方を検討してきましたが、「小中学校における不登校は、学校や教育委員会とのつながりの中で先生や関係者たちの支援があるが、義務教育が終わると公的な支援の手が届きにくくなってしまう」という声を聴きました。そのため、義務教育終了後も、進学や就労などの相談先をわかりやすくし相談体制を充実することで、公的な支援や社会とつながり、将来的なひきこもりの予防にもつながると信じて、さまざまな機能を拡張してきました。今年度から、さらに家庭との連携を深めながら、子どもや若者たちの環境をよりよくしていきたいと考えています。また、小中学生に配布しているタブレットなどを活用し、直接子どもの声を聴きながら新たな仕組みをつくりたいとも考えています。
引き続き、子どもが「ど真ん中」であることで、すべての人に優しい、安心できる磐田市を目指していきます。

       

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