このコーナーでは、桶ケ谷沼(おけがやぬま)ビジターセンターのオッケーくんが、みんなの質問にズバリとお答えします。
Q.ハクチョウのこと教えて!
A.オッケー♪鶴ケ池(つるがいけ)に毎年来ている鳥だよ!この冬も会えるといいね♪
ハクチョウは毎年鶴ケ池に飛んできます。おととしは、コハクチョウが11月上旬に1羽、12月下旬に6羽、オオハクチョウが12月上旬に6羽飛んできました。昨年は、コハクチョウが12月上旬に3羽飛んできました。
ハクチョウはシベリアから長い距離を飛んでくる渡り鳥です。冬のシベリアは寒さが厳(きび)しく餌を食べることができなくなったり、ねぐらが凍ってしまい使えなくなったりするため、日本で冬を越します。
冬を越すための場所に選ばれる条件は、(1)キツネなどの肉食獣や、オオタカなど鋭するどいくちばしと爪を持って他の動物を捕食するような大型の鳥たちが近寄れない安全なねぐらがあること、(2)飛び立つために助走できるような広い水面があること、(3)餌となるイネ科の植物(アシやマコモ)がたくさん生えてることなどです。鶴ケ池はこれらの条件が適していたので選ばれたのでしょう。
オオハクチョウとコハクチョウを見分ける方法はくちばしです。つけ根が少し盛り上がり、黄色の面積が広いほうがオオハクチョウ。くちばし全体がなめらかで黒色の面積が広いほうがコハクチョウです。
ハクチョウは、とても繊細な生き物です。今後も飛んできてくれるよう優しく見守ってくださいね。
カモなどの水鳥もいっぱいいますよ♪これからの季節のお出かけも自然いっぱいの桶ケ谷沼・鶴ケ池でオッケー♪
◎オッケーくん
桶ケ谷沼のことなら何でも知っている。
質問には「オッケー♪」と快(こころよ)く答えてくれる。