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市長コラム 大クスの下から 第41回

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静岡県磐田市

■「国内最高齢のお祝い」
市長 草地博昭

9月上旬、本市掛下にお住まいの水野清隆(みずのきよたか)さん(110歳)が、男性の国内最高齢者になったという大変うれしい一報が届きました。108歳の「茶寿(ちゃじゅ)」のお祝いでご自宅へ訪問した際にも随ずいぶん分元気に暮らされていましたから、水野さんならと納得し、男性長寿日本一になられたことを心からお祝い申し上げます。
水野さんは大正3年(1914年)生まれ。ご本人の佇(たたず)まいからは、大正、昭和、平成、令和と4つの時代を生き抜いてこられた力強さを感じます。今でも食事は3食きちんととられ、トイレやお風呂も自分一人でされるそうです。
「健康の秘訣はなんですか?」の問いには「さっぱり分からん」と答えていらっしゃいましたが、長年の農作業が築き上げた体幹の強さ、自分のことは自分で行うという意思の強さが秘訣なのではと思いました。
そして、目が不自由になっても好きな相撲中継は欠かさず聞いているという話から、毎日の暮らしに楽しみを見つけ明るく生きることが大切だと伝わってきました。
磐田市で100歳以上の方は市制施行時の平成17年には36人、約20年経った今は123人と4倍近くに増加しています。現代は、医療技術や食事内容も進歩していますから、今後20年経つと100歳以上の方はさらに大きく増加している可能性があります。
人生100年時代の「幸齢社会(こうれいしゃかい)」を実現し、健康で幸せに歩めるように、私たちも心がけたいものです。

       

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