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きらりいわた人

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静岡県磐田市

■絵本作家・イラストレーター よこただいすけさん
東京都生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、渡米し、カリフォルニア州の芸術大学アートセンター・カレッジ・オブ・デザインを卒業。帰国後はグラフィックデザイナーを経て現在はイラストレーター・絵本作家として活躍。2020年に磐田市に移住。

◇絵本作家になったきっかけ
僕は、美大を出てから一度グラフィックデザイナーになったのですが、やはり自分で絵を描く仕事がしたい気持ちが強く、勤めていた会社を辞めて「第13回新風社えほん大賞」に応募しました。運良く金賞を受賞し、作家デビューしたのがきっかけです。
絵本の創作は、全ページを自分の絵で埋めることができるので、黙々と絵を描くことが好きな僕にとって、とても満足感がある仕事です。

◇絵本の創作で大切にしていること
文章を説明するための絵ではなく、絵が主体となる画集を創るようなイメージで創作しています。自分なりの感覚ですが、絵本の中の言葉も厳選して、声に出して読んだときの響きやリズムを大切にしています。それが読んでくれる人の印象に残るといいなと思います。

◇新刊「ババーチョル」について
これまでは運と感覚だけで絵本を描いてきましたが、初めて自分の中から絞り出して、長い年月を費やして生み出した作品なので、ある意味やっと絵本作家デビューできたような心持ちです。この作品の主人公は、自分の歩む道を阻むババーチョルを災難だと考えています。それでも歩き続ける主人公は最後にどんな答えにたどり着くのか。誰でも避けて通れない嫌なことに遭遇した経験があると思います。それをババーチョルに当てはめて、楽しんでもらえたらと思います。

◇磐田市への思い
2020年、妻の故郷である磐田市へ移住を決断しました。農業生産者さんが身近に感じられる磐田市では、野菜(特に大好物のトマト)がものすごくおいしいなと感じています。
また、毎朝近くの川沿いを散歩していますが、季節によってカモやサギ、カワウやカメなども見かけて癒されています。とにかく人混みが苦手なので、どこもそんなに混んでないことを幸せに感じています。

◇今後の抱負
まずは絵本の新作をたくさん生みたいと思っています。
また、絵本以外の作品を展示する個展やワークショップも続けていき、たくさんの人に作品に触れてもらいたいです。そこから創作することや絵を見る楽しさ、興味を持つきっかけにしていただけたらとてもうれしいです。

       

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