■働き盛りこそ歯と口の健康対策を~むし歯じゃないのに、歯医者で定期健診?~
働き盛りの人は、仕事や家事など、日々の忙しさからお口の中のチェックや定期的な歯科健診が減り、歯や歯ぐきのケアがおろそかになりがちです。現状、市内の40歳以上の方の2人に1人が歯周病です。知らず知らずのうちに歯周病や歯肉炎は進行し、40歳以降になると歯周病により歯を失う人が増えてきます。
◇歯周病ケアが血糖値を変える?
歯周病になると、口だけでなく全身の健康を脅かしていきます。
特に糖尿病との因果関係は強く、血糖値が下がりにくい状態になります。その結果、糖尿病の悪化や糖尿病を引き起こす原因になります。歯周病の治療を受けることで血糖値が改善し、糖尿病の指標であるHbA1c※も平均0.4%低下することが明らかになっています。
※HbA1c…1〜2カ月にわたる血糖コントロールの目安
◇歯を守るための新常識!
以前は「歯医者は歯が痛くなったら行くところ」だったかもしれませんが、「(痛くなる前に)予防のために歯医者へ行く」が現代の常識です。また、生涯を通じて口の健康を維持するために、かかりつけ歯科医を持ちましょう。かかりつけ歯科医を持つ人は、生活習慣病にかかる医療費が少なく、長生きであるとの報告もあります。
マスクを外す方が増えた今だからこそ、プロによる口腔ケアで素敵な笑顔を作りましょう。
○「歯と歯肉の健診」を無料で実施中
40・50・60・70歳(令和6年3月31日現在)の方を対象として無料で健診を実施しています。詳しくは市ホームページをご覧ください
問合せ:健康増進課
【電話】0538-37-2011