【自分にできることを見つけて】
■自立支援モデル共創プロジェクト 01モデルケース
リハビリをして楽に歩けるようになりたい。
もう少し元気で長生きしたいと思いました。
(日比 享さん)
◆日比 享さん(88歳)、妻 秋子さん
(秋子さん)元々、丈夫な人だったので体調が心配でした。これからリハビリを続けて元気になってほしいです。
・リハビリ専門職の先生と自分ができるリハビリを行います。タオルを使い、足を鍛える運動をします。
・リハビリの後は、ケアマネジャーも交えてリハビリメニューの確認や今後の目標を考えます。
■自立支援モデル共創プロジェクト 02モデルケース
つきっきりで見てくれて、声を掛けてくれて励ましてもらいながらできるので、頑張れます。
(釜中 典子さん)
◆釜中 典子さん(82歳)
また、いきいき百歳体操に行きたいという目標を叶えるために専門の方たちが協力してくれます。早く良くなって、友達と集まって、お喋りしたいです。
・コルセットを着用して姿勢を真っ直ぐにできるよう、リハビリをしました。リハビリ専門職の先生指導のもと行います。
・コルセットの着脱方法を教えてもらいます。普段から自分たちでもできるように、ご家族も一緒に教えてもらいます。
【できる方法を一緒に見つける】
■地域包括支援センター職員
◆豊田地域包括支援センター 社会福祉士 松下めぐみさん
リハビリ専門職と訪問することによって、具体的な回復の方法が分かり、ご本人のやる気につながります。フレイル状態の人は早めに取り組むことで元気になれるので、気になることがあれば相談をしてほしいです。ご本人が諦めずに自信を持ち、自分らしく暮らしていけるように支援していきたいと思います。
■リハビリ専門職
◆豊田えいせい病院 作業療法士 山内宣佳さん
心身の状態や生活の課題をどこに相談して、どのように解決したらいいか悩まれている方が多い印象です。自分たちリハビリ専門職が関わり、ご本人に合わせた運動や生活の工夫をお伝えすることで、早い段階で回復への第一歩へ向かうことができると思います。
◆株式会社H.Y.N. 理学療法士 岩里大樹さん
最初にケアマネジャーと訪問しているので、ご本人やご家族と課題や目標をしっかり共有できているのが良いと思います。「こうしましょう、こうしてください」と伝えて終わりではなく、家での状況などを知ることができるので、その人らしい生活ができるまでの過程を含め、より良いアドバイスをすることができます。生活の中にヒントがたくさんあります。
◆地域で「自分らしく」過ごすために
健康増進課 保健師 曾我朋加さん
地域では、仲間で集まって「いきいき百歳体操」を行うなどの健康づくりやみんなが集える場として「サロン活動」などが盛んに行われています。参加者からは「1人じゃ運動しないけど、みんなでやるから続けられる」「みんなで集まると楽しい」という声が多く聞かれ、皆さんがいきいきと活動しています。
私たち保健師は、地域の方々が自分の居場所を見つけ、人とのかかわりを通して自分らしく、健康に過ごせるお手伝いをしています。
■自立に向けて動き出すために
心身の改善の可能性のある人やフレイル状態の人を自立へ導くには、周りの人たちの「気付き」が重要です。ご家族、地域の人が変化に「気付き」、できるだけ早く、市、地域包括センターなどの専門機関へ「つなぐ」ことが自立への第一歩となります。
ご相談などありましたら、下記担当または、地域包括支援センターまでお問い合わせください。
◎地域包括支援センターについては市ホームページに掲載されいます
問合せ:高齢者支援課 地域包括ケア推進グループ
【電話】0538-37-4831
【FAX】0538-37-6495