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■海外の姉妹都市との交流
市長 草地博昭
4月1日、新たな年度を迎えた日、海を越えてフィリピン共和国の姉妹都市「ダグパン市」からベレン・フェルナンデス市長ほか9名が磐田市にお越しくださいました。コロナ禍による行動制限が緩和されてきたことを機に、グローバル企業のある本市と「経済交流を進めたい」「子育て施策、防災施策を学びたい」というお話をいただき、市内施設の視察と活発な意見交換を行いました。
本市は、ダグパン市のほかに、アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるマウンテンビュー市とも姉妹都市になっています。マウンテンビュー市は、IT企業の一大拠点となっているシリコンバレーに位置し、グーグル本社がある都市です。ダグパン市とは昭和50年(1975年)、マウンテンビュー市とは昭和51年(1976年)に姉妹都市提携を行い、まもなく50周年を迎えます。当時の山内市長は、提携の目的を「世界の国々は日本を必要としないが、日本は世界を必要とする。市民同士が交流し理解し合うことによって友好を深めることが、世界平和にもつながる」と手記に書き綴つづっています。世界平和を求める国際社会の一員として、私たちにも、ますますグローバルな視点が必要とされ、また、語学力をはじめとしたコミュニケーション能力を高めることも重要です。
姉妹都市交流が市民にとって一層身近な交流となり、未来を担う子どもたちにとってもグローバルな視野や考え方を広げる機会となるよう、姉妹都市提携50年の節目に向けて、さらに交流を深めていきたいと考えています。