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〔トピック(2)〕ダイバーシティの実現に向けて(1)

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静岡県磐田市

全ての市民が性別や言葉、年齢などの違いや障がいの有無に捉われず、ひとりの人間として尊重され、地域全体で互いの違いを認め合うことを目指しています。

■ダイバーシティとは
ダイバーシティとは、一般的に「多様性」という意味をもち、年齢、性別、国籍、人種などの違いを「個性」として認めあえる社会を指しています。
現在、世界中で時代の変化により、性別、国籍、人種の違いはもちろんのこと、性格、学歴、価値観、ライフスタイルなどの違いも尊重し、広く受け入れていこうという考えが推進されています。
一方で、LGBTや性的マイノリティ(性的少数者)といった言葉が認知されているものの、正しく理解されていないことによる偏見や差別が存在する現状もあります。
市では、一人一人の違った個性を認め合い、高齢であっても障がいがあっても、誰もが自分らしく安心して暮らせる地域を目指して、4月より「ダイバーシティ推進室」を新設しました。

■多様な「性」について
人は生まれた時の身体的特徴で性別を判断されますが、その人が自分で認識する心の性は多様であり、必ずしも「男」「女」の2つの性別で区別することはできません。
性の多様性を正しく理解するには、まず、性の4つの要素を知る必要があります。人が持っている性には、この4つの要素が組み合わさっています。
個性と同じように、性の表現や組み合わせもさまざまで、性のあり方は、人の数だけ存在します。

《性の4つの要素》
◇戸籍上の性
戸籍上の性別はどちらか
◇性的指向
恋愛感情や性的な関心がどの性別に向いているか
◇性自認
自分の性をどう認識しているか
◇性表現
服装やしぐさなど自分の性をどう表現しているか

■「LGBT(エルジービーティー)」とは性的マイノリティの総称の1つです
◇性的指向(Sexual Orientation)
L:レズビアン(Lesbian)
女性として女性を好きになる人
G:ゲイ(Gay)
男性として男性を好きになる人
B:バイセクシュアル(Bisexual)
異性を好きになることもあれば同性を好きになることもある人

◇性自認(Gender Identity)
T:トランスジェンダー(Transgender)
戸籍上の性別と性自認が一致しない人

LGBT以外にも「自分の性自認や性的指向がわからない、定まっていない人(クエスチョニング)」や「他人に性的関心を抱かない人(アセクション)」など、さまざまな人がいます。
日本人のLGBTの方はおよそ11人に1人と言われています。これは日本人における左利きの方とほぼ同じ割合です。
※電通ダイバーシティ・ラボ(2021)「LGBTQ+調査2020」より

       

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