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■「誰も取り残さない教育環境の整備」
市長 草地博昭
この春、ご卒業を迎えられた学生の皆さん、おめでとうございます。3年にわたるコロナ禍の影響で、対面授業の制限など学校生活に多くの制限がかかったことは残念でしたが、工夫をしながら私たち大人が想像する以上にさまざまな経験をされたと思います。いつかその経験が生きる日がくる、そんな前向きな気持ちで新しいステージへの一歩を、自信を持って踏み出してもらいたいと願っています。
さて、本市では学校や支援施設に関する明るい話題が続いています。昨年6月には、市の教育支援センター「あすなろ2」を開設し、さらに来年度も新たな教育支援センターの整備に挑戦しようとしています。また、本年2月には、福祉型障害児入所施設「静岡県立磐田学園」の新施設が完成し、4月には、東海北陸地域で初の夜間中学「静岡県立ふじのくに中学校」が開校予定となっています。加えて、令和9年には旧豊田北部小学校の跡地(現コロナワクチン接種センター)に、「特別支援学校」が開校予定となっています。
「障がいがある」、「学校に通うことができない」など子どもたち一人一人の環境は違いますが、本市では、今後も未来ある子どもたちに寄り添っていけるよう、県やさまざまな機関と協力し合い、公共施設の整備や居場所づくりを含めた、教育環境の充実に努めていきます。