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■これからの地縁(ちえん)組織の在り方
市長 草地博昭
本年度、4つの地域づくり協議会が「中学生以上全住民アンケート」を実施しました。これは、その名のとおり、中学生以上の全ての住民に対し、暮らしやすさや自分のまちの好きなところ、まちや暮らしの課題などを問うものです。世帯の代表者のみではなく、一人一人に答えていただく形式とした効果もあってか、86〜97%という予想をはるかに超えた回収率となり、関心の高さを感じました。
また、アンケート結果の報告会では、中高生も含む各世代が参加してくれました。会では、問題提起のみならず「災害時の対応」「教育等の子どもたちへの支援」など、さまざまなケースにおいて既に多くの市民が自らの力で動き始めようとしていると、報告がありました。
これからの地縁組織の在り方としては、単に前例踏襲した地域活動を行うのではなく、今回のアンケートのように、地域の実情を捉えるための新たな手法も活用しながら、住民の皆さんが自らのまちの未来像を共有できることが重要です。
市は、地域づくり協議会や自治会の皆さんとともに、「自らの地域のことを、自ら考え実践し、より安心でき、暮らしやすい地域にしていく」ための組織づくりや仕組みづくりを進めていきます。