令和3年度河川愛護月間絵手紙
最優秀賞(国土交通大臣賞)
太田 かれんさん
令和3年度河川愛護月間絵手紙で最優秀賞の国土交通大臣賞を、その後、磐田市民賞を受賞した豊田南中3年の太田さん。絵手紙には、太田さんが見たまま、感じたままの大自然が詰め込まれています。
●国土交通大臣賞を受賞しての気持ちは
とてもうれしかったのと同時に、「まさかこんなに小さな絵が、こんなに大きなことにつながるなんて!」とびっくりしました。
●絵のアイデアはどこから
今回描いたのは、友達5人とその家族で、阿多古(あたご)川にバーベキューに行った時の思い出です。絵を描くときは、自分が体験したことを描くようにしています。その方がより細かく写実的に描けて、絵に対する思いが深くなります。自分の感情を自由に表現できるところが絵の魅力だと思っています。
●絵の世界にのめり込んだきっかけは
幼稚園の年長からドラムを習っていて、中学校では吹奏楽部に入部しました。でも、二年生のとき美術の池谷(いけがや)先生と出会ったことがきっかけで、「美術部に入ってもっと学びたい」と思い、吹奏楽部から美術部に転部し、絵の世界に本格的にのめり込むようになりました。今回の絵手紙も、部活動で制作した数枚のうちの一つです。
●作品のポイントは
いろんな人に川の美しさや川遊びの楽しさを知ってもらいたかったので、描いた子どもは男の子にも女の子にも見えるようにしました。川を上から見たときに魚が見えるほどの透明感や、川で遊ぶ様子、水中と陸で色の見え方が異なる石も描きたかったので、断面的な構図にして表現しました。もうひとひねり加えたくて、思ったままの感情を言葉にして絵に添えました。
●将来の夢は
美術の先生になることです。池谷先生と出会って、絵に関することをたくさん教えていただいて、私の絵に対する思いは以前よりもっと強くなりました。絵には、写実的なものから抽象的なものまで、幅広い描き方があります。だからこそ、美術の先生になったら、絵を描くことが得意な人はもちろん、苦手な人も楽しめるものだということを生徒たちに伝えたいです。中学校を卒業したら、美術専門の高校に進学したいと思っています。