■第30回全日本大学女子サッカー選手権 準優勝
静岡産業大学サッカー部女子
2022年1月6日、東京都内は雪に見舞われた。その中で行われた、第30回全日本大学女子サッカー選手権の早稲田大学との決勝戦。熱い戦いを繰り広げた末、惜しくも敗れはしたものの、2年連続準優勝という好成績を残した静岡産業大学サッカー部女子。出場選手に、この大会にかけた思いを語ってもらった。
●『日本一』をかけた舞台で
昨年新チームの始動から、私たち18人の目標は『日本一』になることでした。準優勝という結果にとても悔しい思いをしていることは事実ですが、このチームで私たちらしく戦えたことを、本当に誇りに思います。
●大切にしていることは、基礎練習
練習は週に6回、講義を終えた夕方から始まり、2時間みっちり基礎を磨きます。試合スケジュールによって練習メニューは変わりますが、チームが最も大切にしている「止める・蹴る」を意識した練習をしています。こうした練習を重ねた結果、味方・相手・スペースなど周りを見る余裕が生まれ、プレーの選択肢が増えたことで、サッカーがより楽しく感じられるようになりました。
●目標を共有する仲間たちの存在
昨年の準優勝という結果から、『日本一』が夢でなく、明確な目標となりました。その目標を達成するため、ミーティングの度に、活発な意見交換や目標の再確認を行いました。時には厳しい指摘が飛び交い、意見が食い違うこともありましたが、それを言い合うことのできる人間関係は、私たちにとって大きな財産となりました。
●今大会の中で、一番印象深い試合
2回戦で戦った前回チャンピオンである帝京平成大学との一戦です。前半は0|2で負けていました。後がない状況でしたが、後半アディショナルタイムで同点に追い付き、PK戦で勝利することができました。とてもドラマチックな展開だったので、あの戦いが一番心に焼き付いています。
●サッカーは私たちの頂点
自分たちを構成しているものをピラミッド型にすると、サッカーはその頂点に君臨しています。サッカーの練習がないと一日に物足りなさを感じることがありますね。サッカー無しに、私たちの4年間は語れません。私たちの目標だった『日本一』になることは、後輩たちに受け継いでもらい、必ず成し遂げてほしいと思っています。