■こんな友達がいたらいいな!
『もりのへなそうる』
わたなべ しげお/作
やまわき ゆりこ/絵
福音館書店
てつたくんとみつやくんの兄弟が森の中を探検していると、大きなたまごを見つけます。もしかして、怪獣のたまごかな?再びたまごのあった場所にやってきた二人を待っていたのは、「へなそうる」という不思議な生き物でした。
恐竜のように大きな体で、赤と黄色のしま模様の「へなそうる」は、くいしんぼうでとても臆病者。兄弟は、「へなそうる」の大きな体でシーソーやすべりだいをしたり、一緒にかくれんぼやカニ捕りをします。「へなそうる」は、かくれんぼで上手に隠れることが出来なかったり、カニ捕りでは奇妙なカニの姿を想像し始めたりと大騒ぎ。3人は毎日楽しく遊びます。
3人が過ごす時間は、子どもの憧れが詰まった宝物のような時間です。勘違いだらけの「へなそうる」と兄弟のやりとりは、子どもたちの楽しい日常のひとコマです。
4歳~6歳くらいの子に読んであげたいお話です。兄弟と「へなそうる」の少しちぐはぐな会話の数々も、ぜひ親子で楽しんでください。
問合せ:中央図書館
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