■静岡いわたPR大使に就任
椎木里佳(しいきりか)さん
父が磐田市出身で静岡を頻繁に訪れる。
中学3年時に「株式会社AMF」創業。AMFが企画開催する「JC・JK流行語大賞」は毎年大きな注目を集めている。NHK中央放送番組審議会委員。一般社団法人SNSトレンドマーケティング協会代表理事。
――15歳で起業し、女子高生社長としても知られた椎木さんですが、会社設立のきっかけは
中学1年のとき「アプリを作りたい」「芸能事務所を作りたい」など夢がいくつもありました。父[※1]に相談したところ「起業したら何でもできる」と教えられ、大人になったら起業しようと思っていました。でも、ずっと何かをやり残したような気持ちのまま過ごすのが嫌になり、中学3年のときに起業しようと決心しました。
――経営者として、仕事をする上で心掛けていることは
(株)AMFの社名の由来「感謝・謙虚・全力」[※2]という3つの言葉を心掛けています。中学3年で起業するときに社名を考えていたところ、父の実家の「シイキ写真館」に家訓としてこの言葉が掲げられていました。言葉自体は父から教えられていましたが、椎木家の家訓だと知って「これだ」と思いました。
――椎木さんから見た磐田市のイメージや、磐田市に来た時によく行く場所・好きな場所は
磐田のイメージは「風が強い」(笑)。風が強くて寒いって思いますけど「磐田に来たな」って実感できて心地良いです。年末に帰省したときは西光寺で除夜の鐘を突いて、年始には見付天神へ初詣に行くのが毎年の定番です。
――磐田の中高生の皆さんに向けてひと言
今の中高生は皆良い子で、親とも仲が良いですね。でも身近な人を傷付けたくなくて、新しいことにチャレンジできていないように見えます。もちろん親子関係などは大事ですが、前向きに何にでもチャレンジしてほしいです。
――静岡いわたPR大使に就任しての意気込みをお願いします
ずっと磐田のお手伝いをしたいと思っていたので、選ばれてうれしいです。私は磐田出身ではないからこそ、市外の人から見る磐田という視点があると思っています。市外、県外の人に磐田の魅力を発信できるように、何かお手伝いできればと思います。
※1 椎木さんの父は「秘密結社 鷹の爪」「パンパカパンツ」など数々のヒット作品で知られる椎木隆太さん(磐田市出身、(株)DLE創業者、静岡いわたPR大使)
※2 感謝(Appreciation(アプリシエイション))・謙虚(Modesty(モデスティ))・全力(Full power(フルパワー))