■自分の可能性を信じ、夢を叶えた黄色い猫の物語
『しょうぼうねこ』
エスター・アベリル/作
藤田 圭雄/訳
文化出版局
黒い点がある黄色い野良猫のピックルズは、自慢の前足のパンチで、すてきなことをしたいと思っていました。でも、どうしたら良いか分からず、子猫を追いかけまわしているだけのつまらない毎日。ある日、ピックルズは消防士に助けられたことから“しょうぼうねこ”となり、すてきなことができる猫へと成長していきます。
良き理解者であるグッドカインド奥さんや消防署長さんは、ピックルズを信じ温かく見守ってくれました。そのおかげで孤独でいじわるだったピックルズは、消防士たちの仲間になり、すてきなことができるようになったのです。消防士の帽子をかぶった誇らしげで頼もしいピックルズの姿に子どもたちは成長する喜びを感じます。
この本は小学1年生くらいから楽しめます。『黒ねこジェニーのおはなし』シリーズにも、ピックルズが出てきますよ。そちらも、ぜひ読んでみてくださいね。
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