このコーナーでは、桶ケ谷沼ビジターセンターのオッケーくんがみんなの質問にズバリとお答えします。

Q.「赤とんぼ」って、どんなトンボか教えて!
A.オッケー♪でも、赤とんぼという名前のトンボはいません!

《オッケーくん》
桶ケ谷沼のことなら何でも知っている。聞かれたことには「オッケー♪」と快く答えてくれる。
趣味はビジターセンターの掲示物作り。竜洋昆虫自然観察公園のこんちゅうクンを師匠として憧れている。

秋になると、赤色やオレンジ色のトンボが飛ぶようになりますね。そのようすを見てつい「♪夕焼け小焼けの赤とんぼ♪」と、童謡「赤とんぼ」を口ずさんでしまう私です。
実は、「赤とんぼ」という名前のトンボはいないのです。赤とんぼは文字通り赤い色のトンボのことですが、専門的にはアキアカネやナツアカネなど「アカネ属」に含まれるトンボのことをさします。日本では21種類が確認されていますが、中にはナニワトンボなどのように赤くないものや、アキアカネのように季節や性別で色が異なるトンボもいます。アキアカネのオスは夏から秋にかけて赤くなりますが、メスは赤くならないものもいます。
また、アカネ属以外にも赤いトンボはいます。夏によく見られるショウジョウトンボは全身真っ赤です。8月の中旬から田んぼや広場で群れになって飛ぶオレンジ色のトンボはウスバキトンボです。
赤くなくても「赤とんぼ」や赤いけど「赤とんぼ」ではないトンボなど、たくさんいるので調べてみてね。
ちなみに、童謡「赤とんぼ」の1番に出てくる「負(お)われて見た」トンボはウスバキトンボ、4番の「とまっているよ竿の先」のトンボはアキアカネではないかと言われています。
桶ケ谷沼では赤とんぼの季節が終わると、マガモなど冬鳥でにぎやかな季節になります。毎年ハクチョウもやってきます。
これからの季節のお出かけも桶ケ谷沼でオッケー♪

◆桶ケ谷沼ビジターセンター
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※施設HPのQEコードは本紙29ページをご覧ください

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