■大クスの下から
市長 草地 博昭
◇DX:デジタルトランスフォーメーション
「最近新聞などでよく見る『DX』って、どういうことなんですか?」と市民から問い合わせをいただきました。私も「デラックスとはなんだろう?」と、勘違いから始まりましたが、最近耳にする「DX」とは「Digital(デジタル) Transformation(トランスフォーメーション)」の略で、地方自治体では、デジタル技術やデータを活用して住民の利便性を向上させることや、業務効率化により行政サービスの向上につなげることです。
全国の先進事例には、市役所まで来なくても市民サービスを受けられたり、住民票発行などの各種申請手続きがオンラインでできる取り組みがあります。市役所への来訪時間がなくなれば、その時間は別の活動ができますので、積極的に活用すべきだと考えています。
そして磐田市では、全ての公立小中学校の児童・生徒にタブレットが配布され、新しいスタイルでの授業を進めています。こうした新たな選択肢が広がるDX、多くの分野で必須になってくると感じています。
もちろんデジタル化が進むことで、スマホやパソコンが苦手な方や使えない方を取り残してはいけません。磐田市では、DX推進本部を立ち上げて、あらゆる面でのバランスを考慮しながら、新しい価値を作り出すためのDXを進めるとともに、最新技術から未来を学び、誰もが安心して暮らすことができる磐田市を創っていきたいと思います。